林業からの学び

昨日は神奈川県愛川郡の工務店さんをお伺いして来ました。

本厚木から程なく走ると山が広がってます。 

机上の打合せ終わって木材も見させてもらいました。


木材をみながら色々とお話しを聞かせていただきました。
川上の生産者の問題点、加工の考え方、流通構造の問題点などなど、農業、畜産業、漁業と似ているな…と思いなが話しを聞いていると、工務店の社長さんのひと言
「こいつもしっかり生きてきたんだから、ちゃんと使ってやらないと…」 と、子どもを撫でるように触りながら。

ちょっと感動しました。

確かにそうですね、木は生き物です。森林や御神木などをみると、まさしく感じているものが、木材になるとモノとしてみてました。
1枚板の天板やカウンターを見てる時はまだしも、ホームセンターでみる角材となると、もはやそんな感覚ではなかったです。
見せてもらった大黒柱用のもので50年だそうです。そう、木って人間より遙かに長く生きる生き物でした。
社長さんの生命をいただいている敬意をとても感じたひと言でした。 

「食べものと全く同じなんですね」と話したら、「そうだよ、でも家だと皆んなそう感じないんだ」と。

う〜ん、確かにそうです、深い話しです。とても勉強になりました。

農林水産業といわれる所以をあらためて感じた日でした。